１月末、日本海側を中心に「１０年に一度の強烈な寒波」による大雪や暴風雪に見舞われ人々の日常生活に大きな支障をもたらしている状況が、テレビや新聞で伝えられました。鶴岡におきましても、積雪や路面凍結、地吹雪により道路状況が悪く、保護者の皆様もお車の運転には大変なご苦労をされたと思います。また、この度は、マイナス７℃と急激に気温が下がりましたので、水道設備などの凍結により、市内の各学校や飲食店等にも大きな影響を及ぼしたようです。改めて、庄内の冬の厳しさを感じると共に、このよう状況下でも、安心安全のもとにお子さんをお預かりできるよう、施設点検並びに、その対策を行いました。
　さて、園では１月より移行期としての新しい体制がスタートし、各組それぞれに進級や就学に向けての保育を進めております。０～４歳児は、新しい生活環境の中で、不安や緊張を感じながらも、大好きな友達や担任と一緒に、一つ大きくなることへの期待と喜びをもち、生活や遊びを進めております。５歳児は、園内での美咲小学校に加え、新施設においてのタブレットを使用した学習も始まりました。学習ソフトは、単に文字や数字を覚えさせるのではなく、子ども達が楽しく学びを進められるように、視覚的にも聴覚的にも様々な工夫がされておりますので、子ども達も大変意欲的に取り組んでおります。このように、どの組におきましても、移行期保育の始まりを安心安定の中で開始することができましたのも、ご理解とご協力を頂いております保護者の皆様のおかげと感謝しております。
　２月は、子ども達の緊張も和らぎ、より安定した生活が過ごせるようになる反面、一人ひとりが内面に抱えている様々な思いが表われてくる時期でもありますので、各担任は個々を見守り、適切な援助を行っていくことに努めてまいります。お子さんのことで心配や気になることがございましたら各担任まで遠慮なくお話下さい。なお、詳しい教育保育活動の様子は、各クラスだよりに載せておりますので、そちらをご覧下さい。

　コロナウイルス感染症におきまして、庄内地方の感染者は一時期より減少傾向にございますが、当園では１月３０日に４歳児園児数名の感染が確認され、市とも相談の上、感染拡大対策措置として１月３１日～２月２日まで学級閉鎖を行っております。保護者の皆様には、大変なご心配とご迷惑をお掛けすることになりましたことを改めてお詫びいたします。現在は、園児と職員の健康観察をより丁寧に行い、これ以上の感染拡大に至りませんように努めておりますが、各ご家庭でも、お子さんはもちろんのことですが、ご家族皆様の体調管理と感染対策に努めて下さいますようお願いいたします。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　教頭　渡部会里子