晩秋の候、大きな羽を広げながら進む白鳥の群れを目にするようになりました。先日、群れから遅れた一匹の白鳥が、仲間の元へと追いつこうと一生懸命に前に進む光景が目に留まり、「頑張れ、頑張れ」と心の中で祈りながら、その様子を見守りました。その白鳥は、無事に仲間の元に辿り着き、再び群れの一員となり遥か彼方へと飛んでいきましたが、夕暮れ時の空に見た、優しい温かな光景でした。
先日行われました4、5歳児「さつま芋掘り体験」では、2名の保護者様のお手伝いを頂きました。蔓の処理やマルチの撤去をはじめ、子ども達が掘り出しやすいようにスコップでの土の掘り起しなどたくさんの作業がありましたが、お陰様で順調にいも掘り体験も進み、子ども達の手によってたくさんのさつま芋を収穫することができました。今年は、「紅はるか・紅あずま・安納芋」の3種類の苗を植えましたが、色や形も違えば、お味もそれぞれに特徴があり、それぞれに適した調理の仕方もあるようです。子ども達は掘ったさつま芋を見ながら、何を作って食べようかと思いを膨らませているようですので、これから一緒に相談をしながら、調理活動を計画してまいりたいと思います。ご協力下さいましたそら組の2名の保護者様には、心より感謝とお礼を申し上げます。
さて、11月に「保護者面談」が行われます。お子さんが入園、進級してからの園での姿をお伝えすると共に、ご家庭での様子もお聞かせ願いながらご一緒にお子さんの「成長」を確認し、また、次の「発達」に向けての「援助や課題」について話をさせていただきたいと思っております。各担任は、教育保育要領をもとに、5領域「健康・人間関係・環境・言葉・表現」から子ども達一人ひとりの姿を捉えたものをまとめ、面談にあたりますのでお子さんのことで不安や心配な事項、または園へのご要望などがありましたら、どうぞご遠慮なくお話し下さいますようお願いいたします。
寒さが日に日に増してまいりますので、保護者の皆様におかれましても、健康にはくれぐれもお気を付け願います。園でも、子ども達の体調管理には十分に注意して保育にあたりますが、ご家庭でもお子さんの手洗いや、うがいの励行をどうぞよろしくお願いいたします。 (教頭 渡部会里子)