今年の夏は猛暑に加え、長い期間に渡り雨が降らず、水不足による農作物の生育が懸念されました。幸い、ぎりぎりの段階で雨が降り、安堵したのも束の間、土砂災害が心配されるほどの豪雨となり、自然の脅威に愕然といたしました。暦の上では、「秋」を迎えておりますが、庄内平野の澄みゆく青空に、心地よい秋風を感じられる時間を、子ども達と少しでも多くもてますよう願いたいと思っております。
さて、お盆休み明けの幼児組の子ども達は、真っ黒に日焼けしたお顔で笑顔いっぱいに、「海水浴に行ったこと」「家族でバーベキューをしたこと」「赤川花火大会に行ったこと」など、たくさんの話をしてくれました。多くの体験が子ども達の心を豊かにしてくれていることが伝わりましたので、その体験を園での遊びにも活かせますよう、遊びの環境を整えました。友達とイメージを広げ、会話を楽しみながらごっこを進める姿を、各担任は嬉しく見守っております。加えて、ホールでは、跳び箱や縄跳び、ボルダリングなどの運動遊びも展開されておりますので、子ども達は、自分の興味関心に合わせて遊びを選び、意欲的に取り組んでおります。また、0~2歳児の子ども達は、大きく生活リズムが乱れることなく、安定した情緒のもと、生活を始めました。小さな子ども達にとって、「家族」と過ごす時間は、一番嬉しく幸せですが、大好きな「友達や先生」と過ごす時間も、とても居心地良く感じてくれているのでしょうね。その子ども達の心が、それぞれの表情や仕草から伝わる休み明けの毎日となりました。
夏の疲れも出てくる時期でありますが、引き続き暑さも継続されるとの予報も出ております。子ども達はもちろんのこと、保護者の皆さまにおかれましても、健康管理には十分にお気をつけてお過ごし下さいますようお願いいたします。 園長 渡部会里子