日中の暖かな太陽の日差しの中、時折吹く爽やかな秋風の中を飛ぶトンボを見つけると、小さな手を精一杯広げて追いかける乳児組の子ども達のすぐ傍では、幼児組の子ども達が運動会に向けて、様々な競技練習に取り組んでおりました。乳児組の子ども達の目に映る、幼児組の力強い走りや、仲間を応援する姿は、とんぼを見つけた時以上にキラキラと輝き、次第に「お兄ちゃんお姉ちゃん頑張って！」という応援に代わっておりました。日々の保育で、子ども達が身近な秋の自然に触れ、活動を楽しみながら様々な事象に興味関心を広げ、多くの学びを得てほしいと願いながら保育を進めておりますが、異年齢保育を通して育つ、子ども達の温かな心の交流も見えた一場面でした。

　さて、明日は「運動会」が開催されますが、子ども達は運動遊びを通し、自分の体を伸び伸びと使って遊ぶことの楽しさに加え、友達と一緒に一つの目標に向かい、力を合わせる経験もしながら運動会への意欲につなげてまいりました。今年も、コロナウイルス感染対策措置により、幼児組親子のみ参加での開催とし、競技内容もこれまで通りではございませんが、このような状況の中でも、子ども達はもちろんのこと、保護者の皆様が共にいい汗を流し、笑顔いっぱいの運動会となりますことを心より願っております。保護者の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。また、役員の皆様からは、当日の準備や片付けへのご協力も頂いけますことを心より感謝いたします。　　　教頭　渡部会里子