朝夕に吹く風に、秋の気配を感じることも多くなりましたが、それでも日中は、まだまだ気温が高い状況ですので、子ども達は存分にプール遊びを楽しんでおります。乳児組は、ジョウロや水鉄砲などの玩具を使っての遊びが中心で、小さな手足をバタバタと、はしゃぐ姿がとても可愛く、ゆっくりのんびり優しいプール遊びの時間です。幼児組は、「水に顔がつけられるようになりたい」「水に体を浮かせたい」「ばた足ができるようになりたい」と、それぞれに目標をもってのプール活動の時間となっておりますが、この1ヶ月の取り組みで、目標を達成した子も多く、大きな自信につなげております。物事への意欲は、あきらめない気持ち、一生懸命に挑戦する気持ちを育てるのですね。この自信を、子ども達それぞれの次の目標へとつなげていけますよう、丁寧に大事に見守ってまいりたいと思います。
さて、今年の夏もコロナ感染対策による生活が求められる中、首都圏を中心に広がる感染拡大への不安を抱え過ごしてまいりましたが、現在は、庄内地域でも感染が拡大しております。この度は若年層、特に乳幼児にも感染が及んでいることに園としましても、大変大きな危機感をもっております。子ども達が楽しみに準備計画をしておりました「夏祭りごっこ」も、子ども達の安全と健康、そして日常の生活を守る為に延期といたしました。子ども達のその旨を伝えましたところ、楽しみにしていたからこそ落胆も大きい様子も見えましたが、それでも「延期になったから、もっともっと太鼓やお神輿担ぎの練習ができるね」と、
これからをしっかりと見据え話をする姿に、私達職員が勇気を与えてもらったように感じております。子ども達一人ひとりの心を大切に、これまで以上に、換気と消毒の徹底、子ども達への細やかな検温と健康視診の基本対策に加え、職員自身の健康管理と感染対策にも努めてまいります。また保育活動におきましても、活動時間場所、人数を十分に考慮の上実施し、感染対策を進めてまいりますので、保護者の皆様におかれましては、日頃のご理解とご協力に感謝をいたしますと共に、引き続き感染対策へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
教頭 渡部会里子