爽やかな初夏の季節を迎え、木々の新緑も日に日に深まりを見せております。さて、沖縄や東海地方ではすでに梅雨入りをしておりますが、東北南部でも例年より早い6月上旬には梅雨入りが予想されておるようです。梅雨時期は、天候が不安定なことに加え、朝夕と日中の寒暖差もあり、体調を崩しやすくなりますので、ご家族皆様どうぞお体にお気をつけてお過ごし下さいますようお願いいたします。
5月、乳児組は担任との愛着関係ができ、園生活を安心して過ごせるようになりました。「はいはい」や「伝い歩き」「歩行完了」といった様々な発達過程の子ども達が、同じ室内で一緒に生活をしておりますが、小さい子ども達でもお互いの存在から刺激を受け、次の発達へと促されていることが分かりますので、担任は子ども同士のかかわりを大切にし、子どもとの適度な距離感を保ちながら見守ることを大切にしてまいりました。2歳児は、思ったことや考えたことを、言葉や身体を使い担任や友達に伝えようと一生懸命です。伝える喜び、伝わる喜びを感じながら、イメージ豊かにごっこ遊びを展開しております。反面、自我の芽生えと共に、強く自己主張を始める時期も迎えておりますので、子ども同士のトラブルも増えておりますが、担任はそれぞれの自我に丁寧に向き合い必要な援助を進めております。幼児組は、戸外活動を通し様々な春の自然事象に触れました。5歳児は「春の生き物」4歳児は「春の草花」とそれぞれにテーマを決め、それぞれの特性を知り不思議に思うことを調べ、たくさんの学びを得ました。3歳児は、「春の自然で伸び伸び遊ぶ」ことをテーマに、春の暖かな日差しと心地よい風を感じながら戸外遊びを楽しむと共に、ルール約束を守り安全な遊び方も学びました。
今後も引き続き、各組共に教育保育活動を充実させると共に子ども理解に努め、
それぞれの発達に適した活動内容と、援助や環境を整えていけますよう、職員間の学びを深めてまいりたいと思っておりますが、子ども達の心身の健やかな育ちにおきまして、園とご家庭との連携は大変大切となりますので、何かお子さんのことでご心配がございましたら、いつでも担任までお声掛け下さいますようお願いいたします。今後共、保護者の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
教頭 渡部会里子