３月を迎えましたが、朝夕に冷え込む日も多く、今年の春の訪れはもう少し先のようです。動植物が長い冬眠から目を覚まし、季節の移ろいが開始されることを、心待ちにする毎日です。先日、園では「令和３年度新入園児保護者説明会」が行われました。令和３年度は、１３名の新入園児を迎える予定でおりますが、内８名のお子さんにつきましては、すでに本園に兄弟姉妹が在園をしております。兄弟姉妹で入所されますことは、どの保護者様におかれましても切望するものでございますので、園といたしましても大変安堵をしております。これからは、子ども達はもちろんのこと、保護者の皆様が安心して入園と進級の日を迎えることができますように、準備を進めてまいりたいと思っております。
　さて、今年度も残りわずかとなり、卒園式ももうすぐとなりました。５歳児におきましては、日々の活動の中で、園でのたくさんの思い出を振り返りながら、友達や担任と残りの毎日を大切に過ごす姿が見えます。また、３、４歳児は、憧れの存在の５歳児との別れに様々な思いを巡らせている様子が見えます。美咲こども園では、異年齢保育を進めておりますが、その中で子ども達が、お互いに思い合ったり認め合える温かな兄弟姉妹関係が築かれていることを、とても嬉しく思っております。３月９日には「つばさ組お別れ会」がありますが、それぞれの子ども達の思いが形となる素敵な会になることでしょう。そして、卒園式では、一人ひとりが自信をもって新しい一歩を歩み出すことができますよう、残りの毎日を子ども達と共に大切に過ごしてまいりたいと思います。                                                                                                                                                                                             

　今年度はコロナ禍の一年となり、保護者の皆様からは大変大きなご理解とご協力を頂き、園児も保護者の皆様も、そして職員誰一人罹患することなく一年を終えようとしておりますことに、心からの感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。まだまだ先が見えない状況にはございますが、次年度も、子ども達と保護者の皆様の幸せと健康、そして安心安全の毎日でありますことを、心から願っております。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　教頭　渡部会里子