園内の笹竹には、各ご家庭で製作して頂いた短冊が飾られております。時折吹く初夏の風が短冊を揺らし、子ども達のたくさんの願い事を「織姫と彦星」に届けているかのようです。保護者の皆様には大変お忙しい中、短冊製作にご協力頂きまして、本当にどうもありがとうございました。
6月は、眩しい太陽の日差しを全身に浴びながら、園庭での水、泥んこ遊びを楽しみました。乳児組は、ひんやりと冷たい水や、ざらざらとした砂とドロドロした泥水等、それぞれの素材の感触に触れ、ワクワクの気持ちを体験しました。幼児組は、素材それぞれの性質を感じ取り、考えたり予想したり工夫をしたりしながら、素材との多様なかかわりを楽しむ姿が見え、友達や担任と一緒に、より楽しい遊びへと発展させていく姿は大変頼もしく、生き生きと輝いておりました。
さて現在、幼児組の保育室では、法人理事をしております阿蘇孝生様より頂戴しました「カブトムシの幼虫」が、日に日に大きく生長しております。子ども達は「幼虫」に、朝登園しては「おはよう」午睡前には「おやすみ」降園時には「また明日ね」と声を掛けながら、大切に飼育をしておりますので、「幼虫」の体が次第に白から茶色にとなり「さなぎ」へと変化していく様子に、子ども達の好奇心が一層高まりました。また、昨年に続きまして「蚕」の飼育体験も行っておりますので、小さな「命」を大切に見守り育てながら、「命」の尊さに触れ、多くの学びへとつながっていきますよう、引き続き環境を整え、子ども達と共に飼育にあたりたいと思っております。
今年度の夏祭り夕涼み会は、コロナウイルス感染症の影響により中止となりましたことは、前月の美咲通信でお知らせしました通りでございますが、子ども達の夏の思い出に、園での楽しいお祭りの体験を作ってあげたいと思い、8月に夏祭りごっこを計画しております。出店ごっこに盆踊り等、夕涼み会や地域で行われる夏祭りをイメージした内容を取り入れながら、夏祭りの雰囲気を楽しみます。7月は、夏祭りごっこに向けての、製作活動や表現活動に取り組んでまいりますので、子ども達の会話や、ホームページ「今日の保育」を通して、保護者の皆様もぜひ、夏祭りの雰囲気をお楽しみ下さいますようお願いいたします。 教頭 渡部会里子