爽やかな初夏の季節を迎えました。コロナウイルス感染拡大防止の為に政府より出されておりました「緊急事態宣言」が解除されました。ただし、これがコロナ感染の終息を意味するものではなく、秋冬の感染拡大に備える準備期間でもあるとのことですので、引き続き園生活におきましては、手洗いやうがい、マスクの着用と、換気や消毒の徹底を十分に行ってまいりたいと思います。また、保護者の皆様におかれましては、就労先ではもちろんのこと、各ご家庭でも様々な配慮や対応が求められ、心身共に大変お疲れのことと思いますが、どうぞお体には十分にお気をつけて、お過ごし下さいますようお願いいたします。
さて、5月は全組共に、「戸外で伸び伸びと体を動かして遊ぶこと」「春の自然に触れながら、身近な事象へ興味関心を高める」「動植物へのかかわりを通し、生命の不思議や尊さに気づく」ことをねらいにもち、教育保育活動を進めました。幼児組は、ヨモギやタンポポ、シロツメクサなどの草花を見つけることを楽しみ、その経験を、クッキング保育や製作活動へとつなげました。また、ダンゴムシや蟻などの昆虫を探し、その動く姿を観察したり、手で触れた感触などを友達や担任と言葉で伝える喜びを存分に経験しました。乳児組は、暖かな太陽の日差しと心地良い春の風に吹かれながら、戸外散歩を楽しみました。散歩途中に見える、屋根より高く泳ぐ鯉のぼりを見つけた時、満開の八重桜の木を見ながら、小さな手を一生懸命につないで友達や担任と歩いた時には、たくさんの子ども達の可愛い笑顔が見えました。
コロナ感染症により、生活の中で多くの不安や緊張を感じる毎日ではありますが、子ども達の笑顔を守り、健やかな育ちを保証する為に、今後も丁寧に教育保育活動を進めていくことを、職員一同で改めて確認いたしました。6月も、子ども達の笑顔と笑い声が、たくさんの毎日であることを心より願っております。 教頭 渡部 会里子