例年になく天候が不安定で、肌寒い日の多い春を迎えております。日中に差し込む太陽の温かな光に、小さな手を精一杯差し伸べ、笑顔で空を眺める子ども達の姿をとても愛おしく感じます。天候が安定し、子ども達が大好きな戸外遊びを、存分にできる日が続くことを心から願う毎日です。
入園、進級をしてから早一ヶ月が経とうとしております。4月は、どのクラスにおきましても、子ども達の心の安心安定と、担任との愛着関係を築くための援助と環境構成に重点をおきまして、教育保育を進めてまいりました。進級児におきましては、移行期に進級するクラスに移動しましての保育を進めてまいりましたので、環境変化への不安や緊張も少なく、安定した毎日を過ごすことができております。また、新入園児もそのような進級児の姿に安心感をもち、園生活を嬉しく感じ始めていることが、一人ひとりの姿から伝わってまいります。保護者の皆様におかれましては、心配や不安を感じられたこともおありになったと思いますが、担任と共に、子ども達の姿を見守って頂きましたことを心より感謝いたします。今後も、0歳児から5歳児までの子ども達が共に育ちあい、学び合い、よりより個や集団の育ちとなりますように、職員一同丁寧に教育保育を進めてまいりたいと思いますので、保護者の皆様のご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
さて、5月1日には、新天皇が即位され、令和元年の始まりを迎えます。 「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ。梅の花のように日本人が明日への希望を咲かせる国でありますように」という意味をもつとのことですが、子ども達にとっての未来が正にそのような時代であってほしいと心から願います。また、4月27日からは、10日間という長いお休みに入りますが、新しい時代の始まりをご家族でお幸せにお迎えになると共に、事故や怪我のない楽しいお休みとなりますように願っております。 教頭 渡部会里子