春、本番を迎えました。2日に東京都心では桜が全国で最も早く満開になったそうです。　鶴岡公園にも、もうじき桜祭りの「ぼんぼり」が取り付けられることでしょう。　

美咲保育園では３月20日に第12回卒園式をおこない、15名の園児が保育園を巣立ち、200名の卒園児を送り出すことができました。　つばさ組の子ども達のたくましく成長した姿をご両親様共々、0才児から多くの時間をお子さんと関わらせて頂いた職員にとりましても感慨深いものでした。卒園児はそれぞれの小学校に分かれて入学しますが、きっと自信をもって楽しい学校生活を送ることができることと信じております。

さて、在園児のお子さんは、それぞれ上のクラスに進級されました。おめでとうございます。　又、４月５日の入園式では１５名の新たなお友達を迎えることができました。　初めて入園されるお子さんは、新しい環境に慣れるまで時間がかかりますが、ゆったりと丁寧に関わってまいります。　子ども達もご家族の手を離れて経験する初めての「社会生活」が始まります。当分の間つらい朝の別れがありますが、２週間もすれば新しい環境にも少しずつ慣れ、お友達とのふれあいが出来るようになり、日々成長発達がみられます。どうぞご安心下さい。　最近、某学園の不正や姫路市の認定こども園のニュースが報道されております。子どもの健全な成長を担うべき「こども園」で、信じがたい内容の多くの不正な運営が行われていたことに大変驚いております。　お子さんを預けている保護者がいつでも保育の様子を見ることができる園運営を願いたいものです。

鶴岡市における子どもの出生数は、28年１月〜12月まで832名で前年より57名減っております。このように少子化が進む中で家庭や地域の子育て力の低下が指摘され、保育園には質の高い養護と教育の機能が強く求められています。　美咲保育園は開園以来、同年齢同士の保育を大事にしながら、縦割りの異年齢保育を行ってまいりましたが、他の保育園も異年齢保育へ関心をもたれ本園に見学に来られるようになりました。

保護者の皆様には、日々子育てと、お仕事の両立で大変ご苦労が多いことと思います。育児で困っていること、不安に思っていることなど、きっとおありだと思います。　どうかいつでもお気軽にご相談下さい。　本園は地域や保護者の皆様の信頼に応えられ、常に愛される保育園でありたいと願っております。

保育園では保育の専門機関としてその専門性を高めていくため、職員一同一層の研修を重ね、園児の皆様の健全な成長の為に努力させて頂きます。今年度も保護者の皆様のご支援とご協力をよろしくお願い致します。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（美咲保育園　園長　冨樫孝雄）