園で飼育していたカブトムシの幼虫が成虫になりました。大切にその生長を見守ってきた子ども達の喜びは大変大きく、成虫が動く姿に一喜一憂しながら観察を楽しんでおります。先日、5歳児男児から「カブトムシは、僕達が食べるゼリーは食べないのかな?」「飼育ケースの中に入れてみよう」と提案があり、早速に実験が始まりました。翌朝登園するとゼリーはすっかりからっぽ。「人間とおんなじゼリーも食べるんだね!すごいよ!」と満面の笑みで、友達や担任に伝える姿がありました。自ら考え行動し学びを得る姿に、幼児期として大切に育てたい「自然とのかかわり・生命尊重」を改めて考えることができました。
さて今年度も、令和7年度の入所に向けて、未就園児の保護者様が園見学においでになっております。見学にあたり、本園の保育方法である「異年齢保育」を通しての園児と職員のかかわり、また教育活動では「育脳指導」「ICT学習」に関心を多くお寄せ頂いておりますが、「こんにちは」と挨拶し「子どもは何歳ですか?」と自ら声を掛ける子ども達の姿から、「人とのかかわりや社会性の育ち」も見学者様に感じて頂けておりますことを大変嬉しく思っております。今後も随時、園見学をお受けいたしますので、ご近所やお知り合いの方で、次年度に入所をご希望される保護者様がおられましたら、ぜひ本園の見学にお誘い下さいますようお願いいたします。
7月20日には「夏祭り会」が開催され、各店販売では、「いらっしゃいませ」の役員様の声に「これ下さい」と選んだ商品を手に、にっこりする子どもの笑顔がとても印象的でした。また、午後の部オープニング「5歳児太鼓演奏」は、会場いっぱいに威勢の良い太鼓の音が鳴り響き、夏祭りの始まりに大きな花を添えてくれましたし、各組毎に踊った「盆踊り」は大変元気で可愛らしく、嬉しい気持ちで夏祭りの終わりを迎えることができました。当日、事故や怪我なく終えることができましたのも、運営にあたられた役員の皆様のご努力と、参加された保護者の皆様のご理解のおかげと心より感謝いたします。本当にありがとうございました。
8月は、ご家族やご親戚の皆さんがお集まりになることと思います。海や川などに出かけるなど、夏ならではのイベントを計画されているご家庭もおられると思いますが、熱中症対策を十分に整え、事故や怪我のない楽しい夏のお休みをお過ごし下さいますようお願いいたします。
園長 渡部会里子